ドム、現場実習へ行く
「現場実習」
息子は現場実習に行き始めた。
今回の実習は「パソコンを使っての入力作業」
私よりパソコンに詳しくなった息子。
一番の敵はおそらく「漢字」だろう。
息子は小学生の時から漢字は苦手で、
特製のドリルを作って熱心に漢字苦手克服対策をしたこともあるが、今は学校にお任せ。
漢字…
漢字は確かに難しい。
パソコンで入力することが増えた昨今、字を書くことが減っているので漢字を手で書くことが減っている。それだけが要因ではないと思うが、息子は漢字を絵のように?覚えるらしい。
だから画数の多い漢字や、似たような漢字は頭の中がこんがらかってしまうらしい。
現場実習についてはまた息子が詳細をお伝えする事になると思います。
高二になった息子は進路の事を本気で考え始めている。
大好きなパソコン関係の専門学校の進学を希望している。
正直言って、専門学校がどれだけの偏差値が必要なのか?全くわからない。
私の通っていた高校は進学校で卒業後の進路はほとんど大学が多かった。
私も専門学校という選択肢を考えたことがこれまでなかったのでこれから息子とどんな専門学校があるのか調べるのが楽しみだ。
若いっていいなっと本当に思う。可能性に溢れている。それにどんどん吸収して、たくましくなっていく。どうか、若者の夢や希望を奪い取るような社会だけにはなってほしくないと強く願う。
やりたい事を仕事にする。好きな事を仕事にできている人はほんのひと握りの人達だ。
コロナで仕事を失った方々も多い昨今。どんどん収入の格差が生まれ、貧困はどんどん進み、人から寛容な気持ちが消えているように思う。会社は必要な時に派遣社員やパート、アルバイトを使い、必要無くなれば契約を打ち切る。正規雇用で働けている人がどんどん少なくなっている。
私も学生時代、ホテルのアルバイトをしていたが、アルバイトなのに客室の最終確認まで行っていた。本来は正社員の人がチェックするはずであろう仕事を大学生のアルバイトが行っていた。
サービス業は特にアルバイトやパートが支えている。なんともおかしな話であると私は考えいる。
息子は確かに重度の心臓病と奇形している手だ。でもそれがどうした事だろう。きちんと通院して薬を欠かさず服用し、訓練して器用だ。障害者だが、できることは沢山あるし、少しの理解と配慮でなんら仕事に支障はない。
「ペースメーカーが植え込まれている」それだけで、え?無理でしょっと考えるのは
時代遅れも甚だしい。これはもっと訴えていかなければならない事だと考えているが、
知らないという壁が誤解を生んでいるだけだと思う。
私に何ができるのだろうか?
2021年10月28日(金)
矢沢知恵