春の憂鬱
カテゴリ: コラム
作成日:2022年04月03日(日)
「春の憂鬱」
人間は忘れる生き物
だから前に進めることができる
でもいつも、いつまで経っても私の心の中には決して消えない記憶の数々がある
息子が生まれたのは春
だから春は生まれて来てくれた喜びとどうしても心に刺さった棘が私の中で
ごちゃごちゃしてしてしまう
私事になるが、先日コロナの予防接種をして体調不良の日々が続いた。
やっとだるさなどが治ってきたが、あまりの腹痛に『死んでしまうのでのではないか?』とさえ
思った。腸が破裂しそうな痛み、冷や汗、頭を鈍器で殴られたような痛み
それが何日も続き、回復してくると語弊があるかもしれないが、一回死んで生き返ったような気持ちになった。
そして一時的ではあったが、過去の棘が消えてしまった
「初めまして、こんにちは」という気持ちになった
前に医師に「いつまでも過去の苦しい思い出に縛られる必要はないよ。忘れたっていい。」
と言われたことがある。
やはり、心に刺さった棘はくすぶっているが、前ほど私を苦しめなくなった。